SNSの発達で、多くの人が自分の写真を撮り、まわりに共有するようになりました。
さらに、オンライン会議が中心になり、画面に映る自分の顔をひんぱんに見るようになったことで、「フェイスラインが左右で違う」「目の高さが違う」「笑うと口角の高さがずれる」「エラが片側だけ張っている」など、これまでは気づかなかった、ご自身の「顔のゆがみ」に気づく人が急増しました。 
「ゆがみは気になるけど、どうしたらよいかわからない……」、そんな方に、まず手に取っていただきたいのが書籍『顔のゆがみがととのうと驚くほどきれいな私が現れる』です。
本記事では、デスクワークの人が抱えがちな「首こりや肩こりを解消するプチ運動」を解説します。

【デスクワークの人におすすめ】肩こりを解消するプチ運動Photo: Adobe Stock

「長時間」「同じ姿勢」は避けよう

 デスクワークでパソコンとにらめっこしたり、長時間、同じ姿勢でスマホを見ていると、首こりや肩こりを抱えがちです。

 なぜなら、筋肉は「同じ体勢で」「長時間いる」と硬くこわばるという性質があるからです。さらに、前かがみでいる時間が長いと、その姿勢でいるための筋肉が発達して、ゆがみが定着してしまいます。

 1日の終わりに、ストレッチや運動をして筋肉をほぐすのは、とてもいいことです。

 ですが、すでに硬くなってしまった筋肉を、もとどおりのしなやかな状態に戻すのは、なかなか難しいもの。

 それよりも、筋肉が硬くなってしまう前に、こまめにほぐすことをおすすめします。

 筋肉の性質からも、長時間のストレッチよりも、30分に1回、30秒でいいので、こまめに動かしたほうが、よい状態をキープしやすくなります。

こうしよう!
おすすめのプチ運動

 上半身と下半身、それぞれおすすめのプチ運動を紹介します。体を硬くしないために、30分に1回はやってみましょう!

【デスクワークの人におすすめ】肩こりを解消するプチ運動モデル:斉藤千穂

▼画像の解説

上半身:肩甲骨まわし

 片方の手の指先を肩に乗せ、ひじを大きく後ろにまわします。左右、5回ずつ行いましょう。指を肩から離さないのがポイントです。

 そうすることで、肩甲骨が最大限に動き、肩だけでなく、首のこわばりもやわらげ、血流を促します。

下半身:足首パタパタ

 足の指を持ち、足首を手前に曲げる、伸ばすをくり返します。左右、5回ずつで十分です。

 その場で足踏みをするのもよいでしょう。また、立ったまま動きまわることが多いなど、疲労が蓄積しやすい人は、ふくらはぎや太ももをストレッチするのがおすすめです。

高野直樹(たかの なおき)
BIKOTSU ZERO院長・ゆがみ整体師
整骨院・リラクゼーションサロンを経て、整形外科リハビリ室での勤務も経験し、体の悩みと向き合いながらクライアントを改善へと導いてきた。さまざまな技術を習得し18年間に延べ6万人以上を施術。柔道整復師や鍼灸師などの国家資格者・整体師・エステティシャンなどが技術を学ぶ学校の教科書も作成し、これまで数々の革新的な無痛小顔矯正・バキバキしない骨格矯正技術を世に送り出してきたゆがみを整える職人。