『週刊ダイヤモンド』6月1日号の第1特集は「薬局・薬剤師 勢力激変」です。薬局・ドラッグストア大再編の「最終章」、薬剤師キャリアの序列異変、薬学部大淘汰に迫ります。(ダイヤモンド編集部 臼井真粧美、野村聖子、竹田孝洋)
大手も身売り側に回る!
再編「最終章」三つの異変
専業の調剤薬局と、調剤薬局を併設するドラッグストアが交ざり合う調剤薬局・ドラッグストア業界は、再編の「最終章」に入る。参入企業や店舗数が右肩上がりに増える成長期を経て、寡占化が進む成熟期に入った。

最近では、業界1位のウエルシアホールディングス(HD)と2位のツルハホールディングス(HD)のようなドラッグストア同士の経営統合や、スギホールディングスとI&H(阪神調剤グループ)のような、ドラッグストア大手による調剤薬局大手の買収が進んでいる。
最終章には従来の流れに異変をもたらす三つの要素がある。
一つ目は買収を重ねてきた買い手側の体力切れ。借り入れが膨らんで、大手でも身売り側に回るところが出てくる。