薬局・薬剤師 サバイバルダンス#4Photo:Stockbyte/gettyimages

薬局・ドラッグストアの再編は今、転換点に立つ。買収を繰り返して生き残ってきた結果、借金が膨らみ、拡大路線を続けられないところが出てきたのだ。彼らは一転、身売り側に回る。特集『薬局・薬剤師 サバイバルダンス』(全24回)の#4では、薬局・ドラッグストアの「身売り危険度」をランキングした。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)

M&Aの買い手から一転、
「身売り側」に回るのは?

 調剤薬局・ドラッグストアチェーンは、M&Aや新規出店、それ以外の事業も含めて積極的に投資を重ねることで成長してきた。そうした企業の中には、規模や売上高とともに、借金まで膨張しているところがある。寡占化が今後進む中で、彼らは自力で成長拡大して生き残るだけの資金を調達できなくなってきている。

 今までのように買い手としてM&Aの資金を集められないのであれば一転、「身売り側」に回り得る。

 では、身売り側に回るリスクが高い薬局・ドラッグストアはどこなのか。ダイヤモンド編集部では、「身売り危険度」を測るランキングを作成した。

 このランキングで2位に入ったのは、北海道の有力ドラッグストアであるサツドラホールディングス(HD)。そして1位は、業界の勢力図を塗り替える“台風の目”となり得る企業だった。次ページでランキングを一挙公開する。