コロナ禍を脱し、日経平均株価が過去最高値を記録するなど経済が大きく変わろうとしている。そんな中、主要企業はどの大学から学生を採用したのか。業界別・企業別に2023年「採用大学」ランキングを作成した。今回は、日本生命保険、第一生命保険の生命保険2社のランキングをお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)
22年のランキングでは
関西学院大学と早稲田大学がトップ
日本の生命保険市場は世界で3番目に大きく、実力主義が重視され、保険会社の社員は一般的に高い給与を得られる。そのため、バブル世代が就職活動をしていた時から保険会社はずっと人気が高い就職先だ。
バブルが崩壊すると同時に、銀行など他の金融業界の人気は下がったが、保険会社の人気は変わらなかった。2000年代には再編や淘汰が行われたが、生命保険や損害保険会社は就職ランキングでも常に上位に位置してきた。
大手生命保険各社の23年度の決算は、新型コロナウイルス関連の支払いが減少し、利益を大幅に増やした。また、円建てや外貨建ての貯蓄性保険商品の売り上げも好調だった。
22年の2大生命保険(日本生命保険、第一生命保険)の採用大学ランキングを見ると、1位は日本生命が関西学院大学、第一生命保険が早稲田大学で、トップ10はほぼ私立大学が占めていた。
果たして、23年のランキングに変化はあったのだろうか。