日本生命は関東・関西の有名私立
第一生命はMARCHが上位に
23年のランキングでは、日本生命は1位に早稲田大学、2位に慶應義塾大学、3位に同志社大学が上昇し、前年1位だった関西学院大学は4位となり、トップ3が入れ替わった。
5位は大阪大学と立命館大学、7位は青山学院大学と立教大学、9位は法政大学と明治大学だった。早慶、関関同立、MARCHと関東・関西の有名私立大学がそろい踏みしている。
第一生命保険は、前年3位だった明治大学が1位に上昇。2位は同志社大学で変わらなかったが、3位には前年6位だった東北学院大学が上昇した。
4位は青山学院大学、中央大学、立教大学、7位は法政大学、関西学院大学、甲南大学、10位は東洋大学、西南学院大学で、MARCH勢が上位を占めている。早慶はランクインしておらず、日本生命とは異なる結果となった。
顧客を獲得する保険外交員が
ライバルと差を付けるためには?
保険会社は元々、保険外交員や内勤職で女性の割合が高く、女性が安心して働けるような環境や福利厚生制度を整えてきたという歴史がある。そのため、特に文系の女性から支持されている。
最近では、初任給の引き上げなどで新卒採用の競争力を高めようとしている。また、ビッグデータの分析などデジタル分野での強化も進めており、これからは理系の女性からも人気が高まっていくとみられる。
損害保険の契約期間は主に1年だが、生命保険は一般的に20~30年と長く設定されており、長期にわたって顧客と関わることになる。
実際に契約を取る役割を担うのは保険外交員。顧客のニーズはさまざまで、商品の説明だけでなく、顧客のライフプランにおける要望を実現するコンサルタントとしての能力が必要だ。そのため、ファイナンシャルプランナーの資格は取得した方が有利になる。
他にも金融関連の資格をいくつか取得できれば、ライバルと差をつけることができるだろう。
*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。
医科・歯科の単科大等を除く全国749大学に2023年春の就職状況を調査。567大学から得た回答を基にランキングを作成した。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。東京大学は「東京大学新聞」、京都大学は「京都大学新聞」より集計。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。企業名は大学通信の調査方法にのっとって表記しており、正式名称と異なる場合がある。(調査/大学通信)