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うつ病になると、やる気が起きず部屋に引きこもる→日光を浴びなくなりセロトニンの生成が阻害される→うつ病がさらに悪化→ますます引きこもる――といった悪循環から抜け出せなくなってしまう。
「早期治療が有効の理由として、若い人のうつ病と違い、老人性うつはセロトニン不足がベースにあるために、薬が効きやすいという点にあります。セロトニンの量を増やす薬を投与すれば、1カ月ほどで6~7割の人は症状が改善します」(同)
(ライター、介護福祉士・大崎百紀)
※AERA 2024年6月3日号より抜粋
※AERA dot.より転載