店頭FXの取引高は過去最高となった2022年に続いて23年も1京円を超え。FXでの億り人も多数輩出している中、これからFXを始めたいと思っている人も多いことでしょう。『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門改訂第2版』では、FXの面白さ、始め方、勝ち方などを解説しています。今回は、その中で紹介した億トレーダーのポンタポンコさんにインタビュー。予想通りに利益確定した「神トレ」を紹介します。
2年連続で年間利益1億円超えのスゴ腕!ポンタポンコさんは早朝専門
ポンタポンコさんは専業投資家。朝の時間帯を大事にする朝活デイトレーダーだ。リーマンショックで大損した経験があるが、その大損を挽回しようとFXに熱中。早朝のアノマリーに着目するスタイルで、利益は8億円以上のスゴ腕だ。
「去年の利益は1億5000万円。悪くない額ですが、目標は『前年より1円でも多く稼ぐ』。2年前は1億8000万円だったので目標は未達です」とポンタポンコさんは振り返る。
思わずため息が出る金額だが、そのスタイルも超異色。
「早朝専門です。米経済指標? やりません。21時には眠くなっちゃう(笑)。早朝は経済指標も要人発言もほぼありません。市場参加者も少なく値動きも小さい。そのため特定のプレイヤーの影響力が大きくなるのか、『毎朝8時には決まって下がり、買い場となる』といった特定の時間に決まった動きをするアノマリーが出やすいんです。僕はその専門です」
神トレは木曜ゴトー日の翌日の値動きを予測して成功した!
つい先日は──と教えてくれたのが、「木曜ゴトー日・仲値の法則」だ。
「為替市場では、9時55分の仲値に向かって米ドル/円が上がる傾向があるとされています。この傾向は金曜日やゴトー日(末尾が0か5の日)には強まるともいわれています。
ただ、木曜日がゴトー日で仲値に向かって強い値動きがあると、翌日の金曜日の仲値では反対の動きになりやすいんです」
実際のトレード事例を教えてもらうと──。
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「2024年2月15日は木曜でゴトー日。この日は朝から仲値に向かって下げました。そのため、翌日は仲値に向かって上がるだろうと予想して、朝から買っていたら上がってくれた。こうしたアノマリーを利用して細かくトレードしています」
朝型の人は真似してみたい注目の手法だ。
※本記事は「ダイヤモンド・ザイ」6月号より抜粋、加筆したものです。