2.眺望がまったくない物件

 2つ目は個別の物件についてのポイントです。眺望がまったくない物件は資産性と言う点では危険です。

 眺望が悪い場合は日当たりと通風も悪い可能性が非常に高いです。この3つについてはリフォーム、リノベーションしても変えることのできない点であり、一度購入をしてしまうとどう頑張っても解消されることがありません。

 加えて、国土交通省のデータによるとマンション購入時に3人に1人が眺望を考慮したと答えており、皆さんが「気にしない」と思っていても、次に買う人がネックに感じる可能性が高いでしょう。

 大パノラマ物件である必要は決してしないですが、多少の眺望を意識できると資産性を保つという点においては安心でしょう。なにより、眺望、日当たり、通風が確保された物件は住んでいても気持ちがいいですから居住面でもメリットは大きいです。

 基準としてはイスに座った状態で窓の外を見たときに空が見えれば眺望は確保できていると考えていいでしょう。