米カリフォルニア州のロサンゼルス統一学区は18日、校内での携帯電話の使用を終日禁止することを可決した。若年層における携帯電話の使用やソーシャルメディア中毒が懸念される中、使用禁止を決定した学区としては全米最大規模だ。ただ、実際に生徒にルールを守らせるのは難しい可能性がある。現在、ロサンゼルスでは全米の多くの学区と同様、授業中の携帯電話使用を禁止する一方で、昼休みや休憩時間には使用を許可する方針をとっている。だが実施状況はクラスによってまちまちで、教師は一貫した罰則を伴わなければ取り締まるのは難しいと感じている。ロサンゼルスの教育委員会は賛成5対反対2で禁止令に可決した。これにより、委員らはデバイス使用禁止の方針を策定することが可能になった。新たな方針は来年1月までに発効予定で、使用禁止の範囲や内容は学年によって異なる可能性があるという。