中国が電気自動車(EV)の巨大勢力に浮上する中、米国と欧州の対処の仕方は異なる道をたどっている。  米国は、中国製EVが発売される前に国境を封鎖する構えだ。バイデン政権は5月、輸入台数はわずかであるにもかかわらず、中国製EVに対する関税率を102.5%に引き上げると発表した。国内自動車産業が米国と緊密に結びつくカナダも、新たな関税を検討中だとブルームバーグが21日に報じた。