ずっと大好きだった母

「ひろゆき君にお金を借りて」毒親から度重なる借金の無心…西村ゆかが救われた「ひろゆきの一言」とは?Photo by Ryosuke Kamba

――心のどこかで「好きでいたい」という気持ちがあった?

 そうですね。もともと私は母のことが大好きで、小さい時も本当に「お母さん、お母さん」っていう感じでした。

 父と母が離婚してからは、主におじいちゃん、おばあちゃんと一緒にいる時間の方が長かったんですけれども、それでもお母さんのことをずっと好きで。

 学費のことが理由で、高校生の時に1年半だけ父親と一緒に暮らしたのですが、学費の問題がなかったら、母親と一緒に暮らしたかった。気持ちとしては好きだったんですよね。

 ただ、お金の無心であったり、「私のせいで生活が大変だ」みたいなことを言われたり……。どんどん関係が悪くなって、信頼が失われてしまった。これ以上近くにいると、この人のことを嫌いになっちゃう。そうなりたくないから距離を置こう、みたいな。