西村ゆかさんの著書『転んで起きて 毒親 夫婦 お金 仕事 夢 の答え』(徳間書店)が反響を呼んでいる。ギャンブル依存で借金漬けの両親、摂食障害の過去、そして夫・ひろゆきさんとの生活など、七転び八起きの半生を赤裸々に綴った自伝的エッセイだ。「論破王」は家庭内でも論破王なの?夫婦ゲンカした時の対処は? インタビューの第4回は、謎に包まれた夫婦の日常に迫る。(聞き手/ダイヤモンド・ライフ編集部副編集長 神庭亮介)
「家庭内論破」は百害あって一利なし
――著書の『転んで起きて』に「家庭内での論破は、百害あって一利なし」と書かれています。ひろゆきさんはメディアで「論破王」と呼ばれていますが、家庭内ではどんな感じなのでしょうか。
「論破王と言われてるけど、自分で名乗ったことはない」って本人は言ってます。私も「おいら論破王だから」とか言ってるのを聞いたことがないし。
家でも「論破してやろう」みたいなことには、そんなにならないです。ただ、ヒートアップすると若干、早口になるんですよ。最近は特に、その傾向が激しくなってますね。
メディアが「論破王」的なキャラクターを求めて構成をつくるじゃないですか。そういうのに一応乗っかってあげてるうちに、多分そのキャラが段々できあがってきちゃって。
ウチで何か意見の相違が出た時に、早口になって畳みかける、みたいなことが若干増えてきたんですよ。