今、就活市場で人気が高いコンサル業界には「ケース面接」と呼ばれる独特の入社試験がある。志望者の問題解決力や地頭力を測る試験だ。新刊『問題解決力を高める 外資系コンサルの入社試験』は、大手コンサルティングファームの入社試験に対して、現役コンサルタントや内定者の解答を集約した1冊だ。本稿では「選考を突破するためのケース面接の答え方」について、本書から一部を抜粋・編集して紹介する。
「問題解決の思考力」を測る入社試験
ケース面接はコンサルティングファームの入社試験で必ず出題されるタイプの面接で、「問題解決の思考力」を測るためのものです。
面接官からは、企業や政府・自治体が抱える問題を提示され、あなたはこの問題を解決する打ち手を検討していきます。
では、次のケース面接問題に挑戦してみましょう。
コンサルの入社試験に挑戦!
面接官:
教科書のデジタル化に賛成か反対か、理由と共に答えてください。
回答のヒント
・デジタル化とは具体的にどのような状態を指すのかを明らかにしてから問題に取り組みましょう。
・学習者視点や教育者視点など、デジタル化の是非を判断する立場を明確にして検討しましょう。
・賛成や反対のいずれであっても、デジタル化のメリットとデメリットの双方を整理して、主観に寄りすぎない客観性を担保した主張を目指しましょう。