月面着陸の臨場感を味わう!
NASAを探検する“トラムツアー”
■ロケットパーク・ツアー
このトラムツアーでは1960年代、人類を初めて月面に送り届けるために開発された“サターンV”ロケット(世界に現存する3機のうちの1機)が展示されているエリアを見学することができます。
展示されている建屋はただの大きな倉庫に見えますが、その中には全長約110mのロケットがそれぞれ第1段ロケット、第2段ロケットという感じでわかるような展示がされています。
ロケット全体もそうですが、打ち上げのときに使われる第1段ロケットのエンジンはその大きさを見るだけでも圧巻!「こんな巨大なものを当時作っていたのか!」と驚くサイズです。
ロケット以外にもアポロ1号機から17号機までの歴史がわかる展示がロケットに沿って見られるのも特徴。急がされる見学施設ではないので、心ゆくまで展示を見ながら当時の技術者たちの思いを感じてみましょう!
■ミッション管制室ツアー
このツアーは、スペースセンター・ヒューストンのチケットでは別料金がかかる&事前に予約をしておいた方がよいツアーなのですが、ジョンソン宇宙センターの中心にあるアポロ計画時代に使われた管制室を見ることができます。
見どころは1969年7月24日、人類が初めて月面に着陸したときの管制室の様子が再現されている、というところ。当時の写真などをもとにタバコの吸い殻、コーヒーカップ、手順書などが置かれています。見学室には当時の音声も流れていて月面着陸した1969年にタイムスリップした気分に浸れます。
■スターシップギャラリー(Starship Gallery)
ジョンソン宇宙センターの最も奥にある宇宙飛行士たちがミッションに向けて訓練をするための国際宇宙ステーションの実物大模型や、これから開発される月を周回する宇宙ステーション”ゲートウェイ”、さらに将来の宇宙船などがある施設です。ちなみに見学エリアから見て一番右奥に日本の宇宙実験棟「きぼう」の訓練設備があります。
何とこの設備では本物の宇宙飛行士たちが訓練をしているときがあるんです。見学をしに行ったとき、日本人宇宙飛行士が訓練している姿を見ることができるかもしれませんよ。