海外・国内旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「『こんな小さなカプセルに3人が…』月から戻った宇宙船に驚き!NASA施設の宇宙体験が最高だった」です。ヒューストンといえばNASA! NASAといえば宇宙! なかでも代表的なスポットがスペースセンター・ヒューストンです。同センターの【とっておき1Dayプラン】をNASAでお仕事をされているJAXA職員の山方健士さんに紹介してもらいます!(写真・文/地球の歩き方書籍編集部)
スペースセンター・ヒューストンって
どんなところ?
24時間365日、われわれの頭上約400㎞にある国際宇宙ステーションを運用しているNASAのジョンソン宇宙センター。その隣にある見学施設がスペースセンター・ヒューストンです。1960年代に月へ人類を送ったアポロ計画で使用された宇宙船の実物や、スペースX社が開発したファルコン9ロケットの実物を間近で見られるほか、月や火星の欠片に触れられる、とても貴重な経験ができる展示館なんです。
ほかにも宇宙の環境はどんなものか、そこで宇宙飛行士がどんな実験をしているか、宇宙で人はどのように生活しているかなどを知るためのショーがあるほか、タイミングがよければ実際に宇宙で活躍した宇宙飛行士たちの話を聞くこともできます。
また実際にNASAジョンソン宇宙センターの敷地内へ入り、宇宙飛行士の訓練施設や人類が初めて月に降りた瞬間が再現された管制室、人類を宇宙へ運んだ実物大のロケットを見ることができるトラムツアーは特におすすめ!
■駐車場
スペースセンター・ヒューストンの駐車場は一見無料と勘違いしやすいですが、実際には有料。駐車場、もしくはスペースセンター・ヒューストン入口にあるQRコードを読み取り、クレジットカードで決済するシステムなので要注意です。駐車場に入るときと出るときにナンバープレートが撮影されていて、30分以上駐車すると料金が発生します。レンタカーで来る場合、アメリカの電話番号がない場合はナンバープレートを撮影しておいて、館内のゲストサービスデスクへ行きましょう。
■持ち物検査
入館時にチェックあり。かばんを持っている場合は、セキュリティにかばんを開いて中を見せるように言われるので注意しましょう。※危険物を持っていないかの確認
■トラムツアー注意事項
ジョンソン宇宙センター内に行くトラムツアーで乗るトラムは扉がないため、天候が悪い場合、雨に濡れたり、寒かったりするので服装に要注意です。
■トラムツアーの臨時休業
基本的に開館しているときは毎日トラムツアーが運航されていますが、ジョンソン宇宙センター内でイベントがあるとき(トラムツアーで見学する施設が使用されるとき)など、場合によってトラムツアーが休止となることがあるので、事前にホームページを確認しておくとよいでしょう。
■帰るときの注意(閉館時間までいるとき)
平日の閉館時間はちょうどラッシュアワーの時間とかぶり、スペースセンター・ヒューストンの前にある道路は渋滞するので注意しましょう。
所在地:1601 E NASA Parkway, Houston
営業時間:10:00〜17:00
休業日:ほぼなし(イベントなど、臨時休業もあるのでHP参照)
アクセス:ヒューストン市内より車で約30分程度
URL:https://spacecenter.org/
人類が月を目指したアポロミッションは全部で17号まであり、そのうち12機の宇宙船が全米内で展示されています。壮大なミッションの最後を飾ったアポロ17号の宇宙船が展示されているのを間近で見られるのはヒューストンだけ!
宇宙飛行士3名を月から地球へ帰還させるために造られたこのカプセルでは、地球の大気圏を通る際、高温にさらされ焦げた状態を見ることができます。またカプセルの中も見られるため、どのくらいの空間に宇宙飛行士3名が乗って地球へ戻ってきたかを知ることができます。