女性の3人に1人は
「10歳若く見られたい!」と思っている

松澤萬紀(まつざわまき)  幼少期よりCA(客室乗務員)に憧れ、8回目の試験で念願のCAに合格。ANA(全日空)のCAとして12年間勤務する。トータルフライトタイムは8585.8時間(地球370周分)。ANA退社後は、マナー講師、CS(顧客満足度)向上コンサルタントとして活動。年間登壇回数は200回以上。総受講者数は、2万人以上。リピート率は97%に達している。また、読売テレビ「ミヤネ屋」への出演、毎日新聞にも掲載されるなど、メディアでも活躍中。
【オフィシャルHP】
http://www.matsuzawa-maki.com/

 コラーゲンドリンクなどを販売する健康食品メーカーが、「20~50代女性400人」に実施した意識調査によると、「あなたは何歳に見られたいですか?」という問いかけに対し、「32・2%」の女性が「実年齢マイナス10歳」と答えています(『東京ウォーカー』2010年 参考)。

 つまり、女性の3人に1人は「10歳若く見られたい!」と思っていることになります。これは、男性にはわからない「女心」かもしれません。

 女性は、いくつになっても「若く見られたい」と思う生き物です。

 先日、友人と立ち寄った小料理屋さんで、おもしろい光景を目にしました。
 古希(こき)(70歳)を超えた女将に向かって、男性客が威勢良く声をかけました。

「そこにいる女子高生、ビールを1本ください!」

 すると女将は「あんた、気に入ったよ」と喜び、ビールを1本サービスしてあげたのです。

 男性客がお店を出たあと、私は女将に聞いてみました。

「女子高生って、言われてましたね?」

 女将は快活に笑ったあと、「たとえお世辞でも気持ちが若返ってくるから、嬉しいわよね(笑)。それに、若く言われたってことは、『私が元気だ』っていう証拠でしょ?この歳になると、健康がいちばん大切だから」と話してくれました。