道路貨物運送業者の倒産件数が4年連続で増加している。帝国データバンクによると、2024年上半期の件数から、このままのペースで推移すると過去の年間最多を更新する可能性があるという。その要因は何か。(カーゴニュース編集部)
道路貨物運送業者の倒産件数が
年間最多の09年を上回る可能性
帝国データバンクによると、2024年上半期(1~6月)の道路貨物運送業者の倒産件数は186件で、前年同期(133件)から39.8%増となり、4年連続で増加した。上半期としては09年(218件)に次ぐ2番目となり、このままのペースで推移すると年間最多となった09年(374件)を上回る可能性がある。
負債総額は227億8800万円と前年同期(250億6800万円)を下回り、1社あたりに換算すると約1億2300万円となった。10億円を超える倒産は発生せず、倒産件数は1億円未満の小規模な業者が54.8%を占めた。