【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領は、50年にわたる政治家としてのキャリアに幕を下ろし、大統領選から撤退することを明らかにした。同氏はソーシャルメディアに投稿した書簡で、討論会での大惨敗の後、同氏の立候補に対する民主党内での抵抗を鎮めることができなかったことを受け、大統領選への出馬を打ち切ると述べた。  バイデン氏はこの中で、「大統領を務められたことは私の人生で最大の名誉だった」とし、「再選を目指すつもりだったが、私が身を引き、残りの任期は大統領としての職務を全うすることだけに専念することが、党と国にとって最善の利益であると信じている」と語った。