【1分読み切り】やりたいことが見つからないと思っている人は、こんなふうに視点を変えてみてください。
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【精神科医が教える】「やりたいことが見つからない」とモヤモヤしている人が見逃している「大切な1つのこと」Photo: Adobe Stock

やりたいことが見つからない

今日は「やりたいことが見つからない」ということについてお話ししたいと思います。

これは、よく耳にする悩みですよね。「やりたいことが見つからない」「趣味がない」「何をすべきか分からない」という人は多いように思います。

そういった方々へ向けて、アテクシなりの答えを用意しましたが、結論から言うと、やりたいことは新たに見つかるものではないのです。

やりたいことはどこにある?

多くの人が、生涯のライフワークのように、たいそうなことを探しているから見つからないのです。そもそも、そんなたいそうなことは必要ないんです。

アナタのやりたいことは、すでに日常生活のなかにあるのです。これまでの生活のなかで、すでにやりたいことをやっているはずですなのです。

なぜなら、これまでまったくやったことのないことのなかから、急にやりたいことは見つからないものだからです。

視点を変えると見つかること

多くの人が勘違いしているのは、自分がこれまでやってきたことを「やりたいこと」として認識していないことなんです。

日々の生活を振り返ってみてください。余暇の時間に何かしらしているはずです。たとえば、ゴロゴロする、TikTokを見る、本を読む、深呼吸をする、ストレッチをするなど、それらの日常生活でやっていることも、立派な「やりたいこと」なのです。

まずは自分自身の生活を見直してみてください。そして、そこからもっと発展できることを探してみるのです。

普段やっている
些細なことの延長線上

「そういえば、もっと時間があればこんなことをやってみたかったな」と再認識できるかもしれません。

新しくやりたいことを探そうとするのではなく、これまでやってきたこと、いまやっていることを見直し、その延長線上にあることをたどってみてください。

そこにアナタの本当のやりたいことがあるかもしれません。