EVでも「必要最小限」で
スズキが新技術戦略を発表
スズキは7月17日、10年先を見据えた技術戦略を発表する「技術戦略説明会」を開いた。軽自動車とA、Bセグメントの小型車領域における脱炭素技術の戦略を明示し、「スズキらしさとその存在感」を強めることで、2030年代以降への生き残りに向けた決意を披瀝(ひれき)した。
この技術戦略説明会には、鈴木俊宏社長と技術統括の加藤勝弘取締役専務役員が壇上に立った。そこでは、
・車体の100キログラム軽量化へのチャレンジ
・バッテリーリーン(バッテリーが必要最小限)なBEV/HEVの開発
・高効率エンジンとカーボンニュートラル(CN)燃料への対応
・SDV(ソフトウエア・ディファインド・ビークル)ライト(=“ちょうどいい”SDV)
・リサイクルしやすい易分解設計
の5領域で技術に磨きをかけ「必要エネルギーの極小化」を実現することで、スズキらしい差別化を図ることを発表した。