摂取カロリーを知ることが第一歩
驚くほどダイエットメニューが豊富な牛丼チェーン

 第一に、牛丼の各チェーンにはカロリー表がある。さらに少し検索をかければ、各メニューの炭水化物、タンパク質量、加えて塩分量などもほとんど把握できる。これはファストフードやファミリーレストランも同じだが、ダイエットのためにいったんカロリー計算を始めて見ると、これがどれだけありがたいことかがわかる。

「ダイエットなら自炊」と思う人が多いだろうが、自炊の場合、カロリー計算がなかなか面倒だし、どうしても「大体まあこのぐらいだろう」となってしまう。筆者のように雑な人間の場合、100〜200キロカロリー程度のズレは生じていると思われる。それが毎日積み重なれば、という話である。

 もちろん、低糖質低カロリーの自炊を毎日続けられる人であればそれで良いのだが、一人暮らしの場合に、栄養に気を使った自炊を働きながら続けるのはそれなりにハードルが高いし、家族がいる人の場合、一人だけダイエットメニューを続けることの難しさがある。

 そう考えた際に、一人で入りやすく、テイクアウトも可能な牛丼屋は選択肢としてアリである。

 牛丼屋の人気メニューといえば、吉野家・すき家であれば当然牛丼、松屋なら牛めしで、高カロリーという印象が高いが、しかし吉野家の牛丼は小盛りであれば489キロカロリーしかない。まさかの500キロカロリー以下である。すき家のミニ盛りも496キロカロリーで、同じく500キロを切る。

 そして、やはり見落とせないのは、吉野家やすき家から工夫を凝らしたヘルシーメニューが提供されていることだ。

 吉野家では2019年から全国で展開するトレーニングジム「ライザップ」監修の高たんぱく質、低糖質メニュー「ライザップ牛サラダ」をスタートした。これは販売終了しているが、現在は「キムチ牛サラダ」「チーズ牛サラダ」(657円/税込・店内価格、以下同じ)がこれに似た商品だ。