牛丼チェーンがカロリーを気にする人への訴求に抜かりがないのは、今に始まったことではない。しかしその取り組みは、驚くべき「進化」を続けている。あえて今、ダイエットをするなら「自炊より牛丼チェーン」だと強く訴えたい。実際に調べてみると激しく納得できる、その理由とは。(フリーライター 鎌田和歌)
ストレス、飲み会、忙しさ……
中高年のダイエットはかくも難しい
まず、30代後半〜50代にありがちなダイエットの失敗パターンから話を始めたい。
年齢とともに代謝が落ちるので、若い頃と同じように飲み食いしていればそれだけで太る。太り始めは「なぁに、本気を出せば体重なんてすぐに落とせる」と自分を過信してしまう。実際、若い頃は数食抜くだけで体重も体型も戻ったのだ。
ふと気づくと、1〜2週間、食を制限してみたところで大した変化はなく、あったとしても数回の飲み会でリバウンドしてしまう体になっている。
ここでジムやウォーキングを始める人も多い。確かにエクササイズはやるに越したことがないのだが、いかんせん結果が見えるまで時間がかかる。そしてキツい。それよりは摂取カロリーを減らすほうが早いということでやはり食事制限を始めるが、しばらくすると仕事の忙しさに食事制限を加えたストレスからドカ食いをしてしまう。
ストレス、飲み会、忙しさ、これが中年のダイエットを阻む外的要因だと筆者は考える。「働きながら痩せるとはこうも難しいことなのか」と感じつつ、いやそれを言い訳にしてはいけないと自分を戒めた経験のあるビジネスパーソンは多いはずである。しかし実際、痩せるための食事制限やカロリー計算など、面倒なことを続けるモチベーションを働きながら維持するのは困難なことなのだ。
行き着くところは自分がどのぐらいのカロリーを摂取しているのか、なるべく毎日把握することであり、いかにしてその面倒な作業を忙しない日常の中で続けていけるかである。
そしてそう考えたときに、ビジネスパーソンにとって牛丼屋は大変コスパの良い選択肢である。それを今回はお伝えしたい。
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