ライスの代わりにキャベツが丼に詰められているため、384カロリー。牛丼の具以外にもブロッコリー・鶏肉・半熟卵などが乗っているので、満足感はそれなりにある。個人的にはブロッコリーの量がそれなりに多いところにこだわりを感じた。

 すき家では、ライスの代わりに豆腐を使った「牛丼ライト」(お肉ミニの場合480円)がある。豆腐以外にキャベツやブロッコリーもついて、これをゆずポン酢でいただくのだが、筆者はダイエット中にこのメニューを発見した際に感動してしまった。ブロッコリーや豆腐を揃えて自炊する手間と時間を考えると、随分コスパが良い。

 そしてカロリーはミニの場合で331キロカロリー。おにぎり2つ分よりも少ない。

 すき家はこれ以外にも「お食事サラダ(牛orチキン)」(590円)というメニューがあり、これはサラダの上に牛肉のほか、アーモンドやクルミがトッピングされている。369キロカロリー。ナッツを乗せるのは原価的に挑戦だったのではないかと感じるが、ヘルシーでありながら満足感のある食べごたえを出すには、風味と食感のあるナッツは抜群のトッピングだ。

牛丼チェーンにあるまじき?
「牛サラダ」「牛丼ライト」のヘルシーさ

「自炊より牛丼チェーン」が、おじさんのダイエットには断然おススメな納得の理由Photo:PIXTA

 繰り返しになるが、自炊ができればそれに越したことはない。だが、働きながら継続して高たんぱく、低糖質、低カロリーの食事を作り続けるのは手間と時間がかかる。そういった際の代替手段として、牛丼屋のヘルシーメニューはコスパが良い。

 最近はブロッコリーと鶏肉のサラダにアボカドをトッピングするなど、高たんぱく、低糖質、低カロリーを意識したサラダ専門店も存在する。筆者もテイクアウトで利用したことがあり、おいしくて満足度も高い。だがしかし、お値段は張るのである。1食で1500円程度、ちょっとトッピングを増やせばすぐに2000円を超えるとなると、それほど頻繁に利用することはできない。

 となるとやはり、ベストなチョイスとして「キムチ牛サラダ」や「牛丼ライト」が目に入ってくる。