4頭の大きなオスのゴリラは、滝を見下ろす岩の上で物思いにふけったり、木製の構造物を上ったりと、動物園の囲いの中を自由に動き回っていた。18歳のニシローランドゴリラの「エクバ」が突然、跳び上がってガラスの前までやって来た。体重約170キロのエクバは、ゴリラの画像をプリントしたTシャツ姿の男性がスマートフォンを取り出すのを期待に満ちた目で眺めていた。エクバは四つんばいになって、自分や他のゴリラが映っている動画を見始めた。「本当に見てる。ゴリラは何を考えているんだろう」。カリフォルニア州オレンジ郡からやって来たセシリア・リーさんは言った。「(ゴリラと人間の)距離を近づけるものはどんなものでも素晴らしい」
ゴリラが「スマホに映った自分」に興味津々、悩む動物園
「ゴリラにとって何の役に立つのか」との声も
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