ネプチューン堀内健Photo:Sports Nippon/gettyimages

芸人やタレントのワードセンスには、ときどき脱帽させられるときがある。言葉を武器に厳しい芸能界でしのぎを削っている彼らが放つ一言一言は、いわばワードセンスを鍛えるための教科書だ。本記事では、そのセンスあふれる言葉の一端をクイズ形式で紹介する。彼らのように人とはちょっと違う発想や、強烈な一言でインパクトを残せれば、「存在感のある人」として一目置かれるようになるだろう。※本稿は、齋藤 孝『「いいね!」を集めるワードセンス』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。

バイきんぐとフットボールアワー
芸人のツッコミからセンスを学ぶ

問1 働きづめに働いているメイド喫茶の料理人について、つっこんだ言葉は。(「バイきんぐ」小峠英二)

おまえ、□□□□□□みたいに働いてるな。

「バイきんぐ」のコントが出典です。相方の西村瑞樹さんがメイド喫茶の料理人を演じています。朝から晩までずっと働きつづけている料理人に対して、小峠さんがはなったひと言はなんでしょう。ヒントは『ファーブル昆虫記』です。すべてカタカナが入ります。

問2 突然、家でジグソーパズルをやろうと誘われたとき返した言葉は。(「バイきんぐ」小峠英二)

なに?その□□□□□□□な誘いは。

 やはり「バイきんぐ」のコントにあった言葉です。みなさんなら、友だちから「家でジグソーパズルをやろう」といきなりの誘いを受けたとき、何と言って切り返しますか。小峠さんは断るニュアンスも伝えられるおしゃれなワードをつかっています。すべてカタカナが入ります。

問3 「鳥っぽい顔だね」と言われて、返した言葉は。(「フットボールアワー」後藤輝基)

誰が鳥やねん。ベランダで■■□□やろうか
(編集部注 ■は漢字。以下、同)

「フットボールアワー」というコンビの後藤輝基さんはツッコミの名人と言われています。「鳥っぽい顔」と言われて、それを否定するのではなく、のっかっていく答え方です。最初の■はひらがな3文字で読む漢字が入ります。

答え
問1/フンコロガシ
問2/アバンギャルド
問3/卵生んで