「自己肯定感があがった」「積極的になった!」「もじもじしなくなった」「楽しそうに問題を解いている」「宿題をやらない子が集中している姿にびっくり」「大人にも脳トレで使える!」――ゆっくりやれば答えられる問題を、最短1秒でパッ! パッ! と答えていく「1分間瞬読ドリル」シリーズ。ついに第三弾! 右脳でイメージしたものを左脳で言語化、これを瞬時にやるのが「瞬読」の特徴。正しい答えを導くのがゴールではなく、答えが1つとは限らないのも特筆すべき点。パッと見てすぐ答えることで、「記憶力」「集中力」「発想力」が磨かれます!
従来のシリーズの「1分」から「10秒」に短縮したことで、離脱することなく、達成感を持続。イラストもふんだんに盛り込んで楽しさ10倍増。間違っても楽しい!笑いが止まらない魔法のドリル『10秒間こども瞬読ドリル』――大人になってから必要なスキルが一気に身につきます!(取材・文/狩野南 構成/ダイヤモンド社・武井康一郎)

答えが決まっていない試験に、もっとも必要な能力とは?Photo: Adobe Stock

発想力が伸びる方法は?

「発想力があると、どんないいことがありますか?」、このように聞かれることがあります。

 私からしたら、いいことしかありません。もっと言ってしまえば、発想力がなかったらこれからの時代は生きていけないとすら思っています。

 なぜなら、今はあらゆる分野でAIが活躍する時代。自分の頭で考えることなく、言われたことだけやっていては、仕事はAIに取って代わられてしまうからです。人間の脳だからこそできること、すなわち、新しいことを一から発想する、想像する、イメージする力は、もはや必須といってもいいくらいです。

 こどもの世界でも変化が起きています。テストの答えをマルかバツかで答える時代は終わり、「どうしてその答えを選んだのか」を問われたり、答えそのものを考えることを求められたりするようになってきています。未来の世界を生き抜くためには、こどものうちから発想力を磨くべきなのです。

 では、どうしたら発想する力、アイデアを生み出す力を身につけることができるでしょうか?

 私は、発想力の豊かな人とは、好奇心旺盛な人だと思っています。あらゆるものに関心を持ち、新しいことに触れれば触れるほど、アイデアは生まれていきます。

 知らない作家の本を読む、やったことのないスポーツに挑戦する、行ったことのない土地に旅行に行く、聴いたことのないジャンルの音楽を聴く……このようなことを、私は日頃から心がけています。ぜひみなさんもやってみてください。

 発想力が養われてきたら、次は「壁打ち」です。ボールを壁に打って、跳ね返ってきたボールをまた打つように、何かを思いついたら「どうやって考えたの?」「どこで覚えたの?」と疑問を投げかけ、その答えを出していきます。自分の頭の中でやってもいいですが、できれば人と会話をしましょう。予想外の反応が返ってくると、答えるときに、また新しい発想や言葉が生まれやすくなります。

『10秒間こども瞬読ドリル』も、答えを出したら「なぜそう思ったのか」までを考えるようにつくられています。理由が出せれば、どんな答えでも正解です。このトレーニングで発想する力、想像する力がついていきます。

(本記事は、『10秒間こども瞬読ドリル』著者へのインタビュー記事です)