「お金は欲しいけど、仕事はしたくない」「定年まで働くなんて考えられない!」
そんな思いが少しでもあるのなら参考にしたいのが、入社4年目の26歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を果たした遠藤洋氏の著書
『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)だ。仕事をしながら「小型株集中投資」によって資産を築いた著者が、「最速でお金から自由になる」ための秘策を伝授! さらに「お金」にも「時間」にも縛られず、好きなことをしてお金を稼ぎがら、人生を最大限に満喫する方法を徹底指南する。
※本稿は『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【20代で1億貯めた元会社員が教える】「人とのつながり」を“ひとりビジネス”にする方法・ベスト1Photo: Adobe Stock

「人とのつながり」を
ビジネスにする方法

コミュニティのいちばん大事なポイントは、「人とのつながり」なので、飲食店のように必ずしも何かを提供することがメインである必要はありません。

たとえば、私の友人が主宰している「Secret Cellars」というワインのコミュニティでは、定期的にワイン会を開催しています。

美味しいワインを提供するだけでなく、「みんなでワインを楽しむ体験」「同じワインを共有する人とのつながり」を提供しているのです。

ほかでは得られない
価値を提供する

もしこれが良質のワインを仕入れて売るだけであれば、いかに状態のいいワインを安く提供できるかで、その価値は決まってしまいます。

そうなると、ワインそのものの品質や価格が競争力の源泉となり、一般の小売店との価格競争に巻き込まれてしまいます。

しかし、それが「人とのつながり」を付加価値とするコミュニティになった途端、唯一無二の存在となり、ほかでは得られない価値を提供することができるようになるのです。

唯一無二の「時間」と「体験」

このSecret Cellarsのワイン会では、毎回テーマに合わせたワインと料理が提供されます。

上質なワインも料理も、お金を払えば用意することは可能かもしれません。しかし、このコミュニティのメインの価値は、そこではありません。

ワイン好きのメンバーとともに同じワインを共有する時間、知らなかったワインをみんなで一緒に味わう体験、会話や交流はもちろん、ワインをこぼして服についたシミですら、すべてがほかでは得られない「体験」となります。

「継続的な価値」を提供する

回を重ねるにつれ、ほかのメンバーと一緒にする共通の体験も積み重なっていきます。それが、ほかでは得られない唯一無二の想い出という価値になるのです。

このようにコミュニティは、同じ趣味を持つ人を集めて「人とのつながり」を構築するだけで、「継続的な価値」を提供することができます。

自分の強みを活かす

ここでは投資やワインの例をあげましたが、釣り・ドライブ・登山・キャンプなどのアウトドア系、ゲーム・アニメなどのエンタメ系、ビジネス・読書・資格などの勉強系のコミュニティでも、自分の強みを活かせることであれば、テーマ自体はなんでも可能性があります。

大切なのは何かしらの共通点を持つ人が集まり、そこにきちんとした「人とのつながり」が構築され、想い出を共有できるということにあるのです。

※本稿は『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。