正解 ③家にいて大地震が来たら、ろうかににげる
地震のゆれはすさまじく、さまざまなものが動いたり、落ちたり、たおれたりします。キッチンやリビングは、食器棚や窓ガラスなど破片が飛んで来たら危ないものだらけです。
だから、地震のときはろうかのように「周りにものがない場所」へにげ、ゆれがおさまるのを待ちます。
拡大画像表示
テーブルの下にもぐるのはNG!
よくテーブルの下にもぐれと教わりますが、じつは床に固定されていないテーブルは、地震のときに激しく動いて凶器になることも。テーブルの上の食器が落ちてくることもあります。
テレビをつけて震度を見るのもNG!
震度は気になりますが、いのちを守ることが最優先です。ゆれがおさまってすぐに地震情報を見るのでも間に合います。
お風呂やトイレの中で地震にあったら、どうすればいい?
お風呂は鏡や窓ガラスが割れる危険があるので、すわって洗面器を頭にかぶり、浴槽につかまりましょう。トイレは閉じこめられる危険があるのですぐに出ます。すぐに出られない場合は、トイレのタンクのフタが飛んでこないよう、体重をかけておさえて、ゆれがおさまるのを待ちます。
国崎信江(くにざき・のぶえ)
危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表
女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。国や自治体の防災関連の委員を歴任。『10才からの防犯・防災』(永岡書店)や『おまもりえほん』(日本図書センター)などの監修もつとめる。
※本稿は、『いのちをまもる図鑑』(監修:池上彰、今泉忠明、国崎信江、西竜一 文:滝乃みわこ イラスト:五月女ケイ子、室木おすし マンガ:横山了一)に関連した書き下ろし記事です。