TBS「東大王」、フジテレビ「さんまの東大方程式」など、東大生がメインのテレビ番組が多くあります。
難しい問題をどんどん解いているようすを見ると、「東大生はやっぱり頭がいいんだな」と感じます。
小倉優子さんへの受験サポートで注目を集め、近著『「思考」が整う東大ノート。』も話題の西岡壱誠さんは、東大生には頭がいい理由があると言います。
本記事では、西岡さんに「東大生の頭がいい理由」について、話を聞きました。
東大生の「頭がいい」理由
日本の大学入試において、偏差値上トップの東京大学。やはりというか、東大に通っている学生は本当に頭がいいです。
TBS「東大王」などのクイズ番組でも、先日放送していたフジテレビ「さんまの東大方程式」でも、すごく難しい数学の問題やクイズを解くことができている人が多いです。
どうして東大生はあんなに頭がいいのでしょうか?
僕は、その頭の良さの理由は「ノート」にあるのではないかと思っています。
普通、ノートは先生の言ったことや本で書いてあることをメモするために使っている場合が多いと思います。が、東大生はそうではなく、自分の頭を整理するためにノートを取っている場合が多いです。
ですから授業が終わったあとや本を読んだあとで、思考整理のためのまとめノートを作っているのです。
たとえばこちらのノートをご覧ください。
このノートでは、それぞれの出来事を矢印でつなげて、どんな風にストーリーが繋がっているのか、頭の中で整理しています。どの出来事とどの出来事が繋がっているのかを明確にすることで、それぞれ独立していた出来事の記憶が有機的に繋がっているわけです。
こちらのノートは、「この地域でこれが起こっていて、この地域に影響を及ぼして」というような思考の整理を図式的しているノートです。文字ベースで見ていても覚えられないものを、図にして整理することで視覚的に覚えることができるようになるというわけですね。
ノートの作り方次第で、効率的に記憶できる
東大生は、これらのノートを自分で作った上で、それを頭にインストールしています。何かを思い出すときに、このノートを思い出して、「ああ、このノートでこう整理したな」と考えられるようになっているのです。
だから膨大な物事を記憶できるようになるわけですね。ぜひみなさんも参考にしてみてください。
1996年生まれ。東京都出身。
偏差値35から東京大学を目指すも、現役・1浪と、2年連続で不合格。
崖っぷちの状況で開発した「暗記術」「読書術」「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大(文科二類)合格を果たす。
そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。
全国20校以上の中学校と高校で学生たちに思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。
また、YouTubeチャンネル「ドラゴン桜チャンネル」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。
著書はシリーズ累計40万部突破の『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(東洋経済新報社)ほか多数。
TBS系日曜劇場『ドラゴン桜』脚本監修。