「いつもゲームばかりやっている子供たちが、取り合って読んでいます」
こんな感想が寄せられているのが、書籍『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』です。論理的思考問題とは、知識や難しい計算はいっさい不要で、「考える力」のみが問われる問題を指します。小中学校の受験問題、就職試験問題、Google、Apple、Microsoftといった超一流企業の採用試験などでも出題されています。
そんな論理的思考問題を紹介、解説したのが本書。難解な問題も多いビジネスパーソン向けの本でありながら、いま、子供たちがハマっていると話題になっています。「家に置いていたら、先に子供が読んで熱中していた」「普段はゲームばかりしている兄弟が、取り合って読んでいた」などの感想が続出。この記事では本書より一部を抜粋・編集し、「制限があっても前向きに考えられる人」だけが解ける問題を紹介します。

「いつも騒がしい小学生の息子に買ってあげたら、ずっと夢中で読んでました」との声も! 子供たちがどハマりしている異例のビジネス書で紹介されている問題『砂漠の横断』とは?イラスト:ハザマチヒロ

制限をヒントにして発想できるか?

「制限があるほど発想しやすくなる」。
 この感覚を身につける問題です。
 目を向けなければいけない問題の本質を見極められるでしょうか。

「砂漠の横断」

 歩いて横断するのに6日間かかる砂漠がある。
 あなたはこの砂漠の横断に挑戦する。

 あなたはポーター(荷物を運んでくれる人)を雇って、連れて行ける。
 あなたを含め、1人が持てる食料は最大4日分。

 あなたは少なくとも何人のポーターを雇えばいいだろうか?
 なお、遭難者を出してはいけない。

「いつも騒がしい小学生の息子に買ってあげたら、ずっと夢中で読んでました」との声も! 子供たちがどハマりしている異例のビジネス書で紹介されている問題『砂漠の横断』とは?

 イラスト:ハザマチヒロ

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