ロシア人のビタリー・イズマイロフさん(19)は徴兵後、ウクライナとの国境近くに派遣され、1年間の兵役を何事もなく終えられると考えていた。主な戦闘はウクライナの南部と東部で起きていたため、単調な国境警備は退屈ですらあり、徴集兵が安全に遂行できる任務と思われていた。だが、8月6日にウクライナが越境攻撃を開始すると、イズマイロフさんは姿を消した。彼の母親は必死に情報を求め、行方不明になっている他の兵士の母親と一緒にオンライン嘆願書に署名し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に直訴までした。「息子を見つけるまではあきらめない」。イズマイロフさんの母親、エフゲニア・イズマイロワさんは、ロシア中西部の都市ペルミでそう話した。
ロシア徴集兵が捕虜に、母親の捜索要請に当局は沈黙
プーチン大統領の「守護者」としてのイメージに傷
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