どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。最短出世中・現役メガバンカーのたこす氏による「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から「こんな本が30年前に欲しかった」「今までにない知恵がつく」「上司には絶対に見せられない」と話題沸騰中である。今回はその中から「ゴルフをやらない人が出世しない真の理由」について書き下ろしの原稿でお伝えする。(執筆=たこす/構成=ダイヤモンド社・榛村光哲)

職場で「ゴルフをやらない人」は出世しない。最短出世中・現役メガバンカーが「ゴルフは必ずやるべき」と強く断言する理由Photo: Adobe Stock

「ゴルフがいかに重要か」知っていますか?

 前もって言っておくと、ゴルフは、会社で出世するための「絶対」の条件というわけではありません。僕が勤めるメガバンクでも、ゴルフをせずに出世して役員になっている人は事実として存在します。

 ただし、そういった人はゴルフをする役員よりもずっと化け物みたいに優秀で、とんでもない努力をしています。正直言って、平凡で少し優秀なくらいの人間であれば、ゴルフをしていた方がコスパ良く出世できることは間違いありません。

 そもそも、「ゴルフをしていない人」は、サラリーマンにとってゴルフがいかに重要なものなのかが分かっていない人も多いです。ここでは、ゴルフの中でもいわゆる接待ゴルフがいかに重要なのか解説していきます。

ゴルフと他の「接待」との決定的な差

 サラリーマンにとっての接待は何もゴルフだけに限ったものではありません。イメージしやすいのは料亭での夜の接待会食ですが、それ以外にもランチ接待なるものもありますし、変わり種としては野球観戦、麻雀、競馬など、お客さんが楽しいひと時を感じてもらうためのさまざまな接待が存在します。中でも、接待ゴルフは、接待会食の延長線上にあると言えるでしょう。

 ではなぜ、ゴルフ接待はそれほどに重要なのでしょうか。