米半導体大手エヌビディアが28日発表した5-7月期(第2四半期)決算は大幅な増収増益となり、堅調な業績見通しを示した。人工知能(AI)投資の急拡大を懸念する見方が広がるなか、2年近く続くAIブームの勢いが持続していることを示した。売上高は前年同期比2倍以上の300億ドルに達した。利益も2倍超の166億ドルに急増した。足元の8-10月期の売上高は約325億ドルを見込むとし、ファクトセットがまとめたアナリスト予想を上回った。一方、5-7月期の粗利益率は前期比で低下した。コレット・クレス最高財務責任者(CFO)は、次世代半導体「ブラックウェル」の生産を巡り問題が浮上し、設計の調整が必要となったことが一因だと説明した。