コロナ禍での株価の下落、乱高下を経験した人は、今回の株価の下落にも慌てることはなかったのではないでしょうか。しかし、今年、NISAで投資デビューした方は上昇しか知りません。下落に慌てる気持ちも分かりますが、慌てて売却してしまえば、損失が確定。せっかくのお金を捨ててしまうようなものです。投資初心者がやりがちな大きな失敗です。投資をはじめる前に、価格変動のリスクなども学んでおくべきでしたし、下落した時にすべきことも知っておくべきでした。
投資の素人なりの「正しい投資方法」とは?
やはり投資は怖いと思ったとJさんは言いますが、それで投資をしないというのも違うと思います。私たちのような投資の素人なりの正しい投資方法と、少々の下落では動じない、強い心構えを持ってほしいものです。
Jさんの良かったところは、投資信託は手放していなかったことです。始めて数カ月なので、含み益も多くはない状況でしたが、評価額が徐々に戻ってきているのを見て、ホッとされているようです。
損失分は戻っては来ませんが、これからも投資信託の積み立ては継続して複利の利益を狙ってほしいと思います。長い目で見れば、損失した分の金額を取り戻すことは可能でしょう。
また、成長投資枠を使いたくなったら、個別株もいいですが、個別株のように購入できる株式市場に上場している投資信託(ETF)から始めるのも、初心者には良いと思います。ぜひご検討ください。