クセのあるメンバーの動きが、他のメンバーやチーム活動に悪影響を与えることがあります。この場合は、早急に何とかしないといけません。そこで、そのようなメンバーには、リーダーというポジションを前面に押し出して、毅然とした態度で臨みます。ここはリーダーとしての頑張りどころとなるでしょう。
どうにも自分の手には負えない、というメンバーもいます。そういうときは上位リーダーの力を借りましょう。より格上のリーダーの力を借りて動かすというのも、有効な作戦の一つです。
これは、本当にどうにもならない場合の、最後の手段です。コミュニケーションの機会を最低限に絞って、自分の心が折れてしまわないように対策を打ちましょう。ただし、これは、あなた自身のメンタルを守るためです。
クセのあるメンバーとのコミュニケーションは本当に骨が折れるもの。何とかしないと、と思い悩んでいると自分のメンタルがやられてしまいます。そうなっては元も子もありません。あなたのキャリアを、そんなことで潰されないようにしてください。
自分自身に過剰に負荷がかからないようにするためには、ある種の割り切りも大切です。どの対処法で臨むかは、相手の出方によって決めましょう。
こんな若造の指示なんて……と
年上メンバーに思われないために
1年目リーダーにとっては、年上メンバーとのコミュニケーションも大きな悩みの種となります。
私も入社3年目の20代で、システム開発のプロジェクト・マネージャーを任されたのでよくわかります。そのときのメンバー20人ほどの中には、30代、40代の年上メンバーが何人かいました。