腰を痛める男性Photo:courtneyk//Getty Images
*本記事はEsquireからの転載です。
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 ここで紹介する理学療法士が認めた動きを実践すれば、姿勢が良くなり、さまざまな動作が改善へと導かれるだろう。

 オフィスでひたすらデスクワークをこなすのは、収入面に関しては良いことが期待できるかもしれない。だが、身体にはあまり良い影響を与えていないことが予想できる。

 どれだけプライベートの時間に運動していても、仕事中にずっとデスクに座っていれば、悪い姿勢が習慣化してしまうことは避けられない…。さらに、スマートフォンやその他のデバイスに常に注意を向けることで、首や肩、背中への負担が増すことで、その状態がさらに悪化することもある。その結果、背骨が弓のように湾曲したり、首の痛みや可動域の低下したり、筋肉のアンバランスが乱れたり…といった問題が生じる可能性も高くなる。

「正しい姿勢を保つことは重要です。というのも、身体が本来の可動域を十分に活かすことができるからです」と、アメリカの理学療法クリニック「Bespoke Treatments Physical Therapy(*1)」のマイケル・カスタン(P.T., D.P.T., C.S.C.S.)(*2)は述べる。

 そして、「長時間同じ姿勢でいると、筋肉や関節に低度で持続的な負担がかかり、これが不快感や痛みとして現れ、ジムやフィールドでのパフォーマンスを制限してしまうことがあります」と続ける。

 日常生活でも同じことが言える。ジムでの数分間、あるいは日常の中で少しでも身体を動かす時間を設けることで、体調は改善へと導かれ良、ケガの予防やフィットネスの目標達成に大きく貢献することだろう。ここでは、その方法を紹介する。