中国の消費不足、世界需要に「300兆円の穴」Photo:VCG/gettyimages

 中国経済は特殊だ。消費が国内総生産(GDP)に占める割合は40%に過ぎず、他の主要国の50~75%と差がある。不動産、インフラ、工場などへの投資と輸出が残りの大半を占めている。

 最近では、かつて需要の主な構成要素だった不動産投資が激減したため、消費の低迷が中国の経済成長に対する逆風となっている。