近づく9月FOMC
焦点は利下げ幅の大きさ

 いよいよアメリカの利下げ転換が近づいてきた。9月18日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)での焦点は、利下げがあるかどうかではなく、利下げ幅が25bps(0.25%)か50bps(0.50%)かに移っている。現状では、今週末に発表される雇用統計が予想外に悪い数字にならない限り、25bpsの利下げが有力だろう。

 ちなみに、9月3日終了時点のCME FedWatchツールによれば、9月分を含めて年内に計1%、来年末までに計2.25%程度の急ピッチな利下げが市場に織り込まれている。年内のFOMCは3回なので、タイミングはともかく、そのうち1回は50bpsの大幅利下げが想定されていることになる(図1)。