手放すのが怖いから「手放せない」と思い込む…
日本人はこの傾向が強い
そしてね、問題なのが、私達はこれを「手放せない」と思い込んでいるということなんです。もっというと、「本当はその気になれば手放せるのに、手放すのが怖いから、無意識のうちに手放せないと思い込んで諦めてる」というか感じかもしれません。日本人は特にこの傾向が強いです。
私たちの文化では、「こうでなくてはならない!」と思い込んでいることがとっても多いけど、実はそうでもなかったりするんですよね。私は海外に住むという経験を経て、「あ、べつにそういうのもありなんだ」って、いろんな鎖が取れた気がしています。
例えば、デンマークの高校生たちは大学にはいる前にほぼ全員が1年くらい「ギャップイヤー」と呼ばれるものをとります。これ、「なにをやってもいい時間」なんです。
自分は何に興味があるのか?大学で何を学んで、どんなことを職業にしたいのか?そんなことを探す時間なんです。いろんなバイトを経験してみる人もいれば、バックパックひとつで旅に出る人もいる。この余白時間をとることを責める人なんていなくて、むしろギャップイヤーを取らないというと、「本当にそれでいいの?」と心配されるくらいなんだそう。