芥川龍之介の言葉は、ウイットと逆接表現に富んだものや、うがちに独特のユーモアを織り交ぜたものも多々ありますので、抜粋してみても面白いですよ。気に入った作家の随筆の中から、心がつかまれた言葉を抜き出して、自分のための名言集を作るという趣向もいいかもしれませんね。
今も昔も男たちはかなり女性を皮相的に捉えがちだったようで、19世紀のフランスの文法学者、ラルースの『世界ことわざ名言辞典』は、女性への辛らつな批評を多々掲げています。こんなぐあいです。
映し出した鏡はない
涙はたいていの場合
心からより
目から流れ出る
貞節な女とは
言い寄られたことのない女だ
ライオンには鋭い歯と爪
そして自然は女に
噓をつく能力を与えている(ラルース)
今までに、僕はこれをたくさんの女性に聞かせて、その反応を書き留めてきましたが、全員に共通する点があります。何だと思いますか?
爆笑、これなんですよ。嫌な顔をした女性は1人もいませんでした。さすがです。