誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになります!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
不自由
いい環境になると、
かえって何も
したくなくなるのよ。
多少の不自由さは残しておく。
仕事にしてもプライベートにしても、現在の環境に100%満足していると言える人は、なかなかいないかもしれません。
人間関係やお金、健康、育児や教育の問題など、大なり小なり現状に不満や不自由さを感じているのではないでしょうか。
しかし、それが必ずしもマイナスであるとは限りません。足りないからこそ、それを埋めようとする力が働くものです。
なんの不自由もないのが理想と思いきや、もしそうなったらかえって不自由さを抱いていたときの活力が失われることにもなりかねません。
何かを得れば何かが失われる、プレスがあればマイナスもある……人生は絶妙なバランスでできているものですね。
ちょっと不自由さを抱えていたほうがいい面もあるのです。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 50代を上手に生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。