相手に言いたいことがあるなら
面と向かって言う方が良い

 あるタレントの結婚式へ、取材を兼ねて参列したときのこと。お手洗いで化粧直しをしながら、女性タレント数名が話をしていました。花嫁のドレスの話になったときに「あれはちょっと○○(花嫁)に似合っていないと思わない?」「わかる。色味が違うよね」と話を始めたのです。

 せっかくのお祝いの場、しかもお手洗いには私以外にも複数の人がいたのです。妬み嫉みが見え隠れする陰口は、聞いていて気持ちのいいものではありません。

 逆に、本人に言いたいことをハッキリ言って信頼される人もいます。黒柳徹子さんがまさにそうで、「あなたのそのネタおもしろくないわ」と芸人さんに面と向かって言うこともあります。

 もちろん、それが許されるキャラクターを確立されているから言いやすいのかもしれません。でも身近な人を思い浮かべても、本人がいないところで陰口を言って貶める人より、面と向かって言いたいことを言っている人のほうが、人として信頼できますよね。

 私も、夫や親友など腹を割って話せる相手に、よりよくなるのでは?ということを伝えるときは、直接本人にはっきり言いますし、私も言われます。そうやってお互い高め合っていくほど信頼関係も深まっていくのです。