「この店良いですよね!」と言われても喜べない理由
今井 店選びに関してはあまり相手に合わせないようにしています。相手の想像を超えたいんです。
「普段何食べますか?」とか「よく行く場所ってどこですか?」とか聞いてしまうと、その領域の中でのおすすめになってしまうんですよね。僕はそこを超えて相手に感動を与えたいんです。だから、言われて嫌な言葉ランキング上位に来るのが「このお店いいですよね」という言葉です。
yuuu 「あそこのお店いいですよね」って言われちゃうと、「なんだ、知ってたのか」と力不足というか、「新しい価値を提供できなかったな…」と感じます。
――今井さんがよく使うのはどのようなお店ですか?
今井 「全天候でもストレスフリーで行ける好立地なレストラン」はよく使いますね。たとえば出張などで東京駅を使う方がお相手だとしたら、東京駅を一望できるお店にするとか。あとは雨に濡れることなくたどり着けるかどうかもポイントです。
解散するのは「まだ飲みたい」腹八分目あたりで
他にもランチ会食であれば、ホテルのレストランを利用することもありますし、ディナーであれば比較的ゆとりのある個室が取れるお店は重宝します。
なお、私の場合、東京から家が遠いこともあり、2軒目に行くことってほとんどないんです。そうした場合に、2時間制だと少し物足りない。そのため時間制がないお店でゆったり時間を過ごし、「もっと飲みたいな」と思っている“コミュニケーションの腹八分目”を目安に解散するという段取りをします。
yuuu 「雨に濡れない」大事ですよね。特に1ヵ月先の会食など先の予定のときには、天候が読めないので重宝します。せっかくいいお店でも、靴が雨で濡れてしまうとなるといい経験ではなくなってしまうんです。