カマラ・ハリス米副大統領は、大統領選で自らがドナルド・トランプ前大統領に対して劣勢だと評している。こういう言い方をするのは、有権者にやる気を起こさせるために昔から使われてきた手法だが、投票日まで2週間となった今、ハリス氏の最高顧問や支持者はそれが真実かもしれないと心配している。ハリス氏が民主党の地盤で主要有権者層の支持固めに苦戦しているため、同氏のチームが落ち着きを失っていることが、支持者や顧問のインタビューで明らかになった。ハリス氏は女性からは強い支持を得ているが、黒人男性や労働者階級の白人男性を含む男性からの支持で明らかに問題を抱えている。ハリス氏はミシガン州のアラブ系米国人の間でも支持を強化できていない。アラブ系米国人は中東で拡大する紛争に関してバイデン政権の対応に不満を持っている。
接戦続く米大統領選 不安募らせる民主党
「青い壁」に亀裂も、2016年の敗北再現を懸念
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