米大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ前大統領への支持率が、民主党候補のカマラ・ハリス副大統領を逆転し、わずかにリードしていることがウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の新たな世論調査で明らかになった。有権者はトランプ氏の政策や過去の実績に対してよりポジティブな見解を持つ一方、ハリス氏に対してはネガティブな見方が増えている。WSJが実施した全国調査では、トランプ氏の支持率が47%となり、ハリス氏の支持率45%を2ポイント上回った。第3政党や無所属の候補を含むWSJの8月の調査では、ハリス氏がトランプ氏を2ポイントリードしていた。ただいずれのリードも誤差の範囲内にとどまっている。ジョー・バイデン大統領に代わって民主党候補となったハリス氏に対し、有権者は肯定的な印象を持っていた。だが世論調査の結果は、その後の選挙戦で否定的な広告が相次いで投入されたことや、候補者自身のパフォーマンスを経て、その一部が損なわれたことを示唆している。