ちなみに、女性のデータからは異性への関心と死亡リスクの相関性は見られなかった。
つまり、“エロい男性は長生きする”と結論づけられたのだ。
こう考えると、特に独り身の男性の場合は心身の健康のためにも風俗を積極的に使ったほうがいいのではないかと考えられる。もはや、高齢者専用や障害者専用のお店を作った人は、社会問題を解決するソーシャルアントレプレナーとも言えるのではないだろうか。
話を高齢者専用風俗店に戻そう。
「お店を作るきっかけとなったのは、オーナーの知人に高齢男性が多く『女性と接したいけれど、普通の風俗に行くのはどうしてもハードルが高い』という話を聞くことが多かったことだと聞いています」
こう話すのは、「こころあわせ」店長の七瀬詩織さんだ。40代半ばのほっそりとしたスタイルの、きれいな女性である。前職は風俗と全く関係のない仕事だったため、働き始めた当初は短期間で辞めるつもりだったという。しかし、気づけば10年が経っていた。