第2位 PL学園高(大阪府) 82人

 第2位は80年代から90年代にかけて黄金時代を築いたPL学園高。PL学園高の創立は55年で、創部はその翌年。最後の年である16年までの61年間に82人というプロ入り人数は、1つの代から平均1.3人がプロ入りしているという極めて高い率だ。

 実際、80年代ごろには1つの学年から数人がプロ入りするのも珍しくなかった。

 しかも、ただ人数が多いだけではなく、清原和博(西武他)・桑田真澄(巨人)をはじめ、木戸克彦(阪神)、小早川毅彦(広島他)、立浪和義(中日)など多くの名選手をプロに供給してきたことで知られる。現役では去就が注目されている大リーグ・タイガースの前田健太がOB。

 平成期にプロ入り人数トップとなって以来1位を続けていたが、一昨年ついにトップから陥落した。というのも、13年秋に専任監督が不在となり、16年夏の府大会出場を最後に休部してしまったからだ。

 プロ入りしたのも、18年のドラフトで東洋大の中川圭太選手がオリックスに指名されたのが最後で、来年以降のドラフト候補にも同校のOBはみあたらない。

 野球部復活の動きもあるようだが、3位横浜高、4位広陵高の猛追もあり、2位の座も危うそうだ。