夏の甲子園・勝利数ランキング2024【ベスト105完全版】早稲田実業が7位、1位は?写真はイメージです Photo:PIXTA

いよいよ夏の高校野球が始まる。今年は第106回の大会だ。そこで、第1回大会から前回105回大会までの高校別通算勝利数ランキングベスト105を作成した。どんな学校がランクインしたのか見ていくことにしよう。(野球史研究家 森岡 浩)

夏の甲子園、開幕!
一番「勝ってる」高校はどこ?

 今年も8月7日から夏の全国高校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園が始まる。試合中の給水タイムは浸透し、今年はさらに暑さ対策として1回戦のうち、1日3試合の3日間、午前と夕方からの2部制で実施することが決まっているなど、甲子園も時代に応じて変化している。

 さて、昨年までに夏の甲子園に出場したことのある学校は戦前も含めて計903校。うち、1勝でもしたことある学校は6割強にあたる570校。これらを勝ち星の多い順に並べると、10勝以上している学校が105校ある。

 意外なところでは、前橋育英高・九州学院高(いずれも9勝)、木更津総合高・愛工大名電高(いずれも8勝)、春日部共栄高(7勝)、高崎健大高崎高・佐賀北高(6勝)あたりが圏外。沖縄尚学高は選抜を2度制しているが夏は9回出場して8勝、佐賀北高は夏のみ5回出場しているものの優勝した年以外はすべて初戦敗退と、意外と勝ち星は少ない。

 また愛工大名電高も春は優勝・準優勝各1回を含む16勝をあげているが、夏は15回出場して8勝と極端に勝率が低い。昨年選抜で優勝した山梨学院高も夏は10回出場して2勝、今年選抜で優勝した高崎健大高崎高も3回出場して6勝しかあげていない。

 それではベスト10にはどの学校が入ったのか、ランキングを下位から順に見ていこう。