警察はなぜ取り締まらないのか?
この中で特に問題視すべきなのが、合法である特定小型原動機付自転車の電動モペッドと、原動機付自転車の電動モペッドです。きちんと届出されナンバープレートを装着していればいいのですが、届出せずに電動アシスト自転車のフリをしていることが多いのです。街中でやたらと太いタイヤの自転車を見かけて「かなりスピードを出しているな」と凝視すると、ペダルをこいでいないのが分かります。
筆者のような立場からすると、「なぜ、警察はもっと取り締まらないのだろう?」と怒りの感情がわきます。今年4月10日に東京・渋谷で大がかりに取り締まった時の様子は、多くのメディアが記事にしています。きっと、警視庁が「取り締まりをするので取材してください」と呼びかけたのでしょう。
こうした取り組みは評価できますが、一方で、警察官の前を明らかにおかしい電動モペッドが素通りする様子も散見されます。もっとまめに取り締まらないことには、どうも納得がいきません。
なんと、警察官が停止させて事情を聞いても、乗っている人は「ペダルが付いているから自転車でしょ」とか「原付だと知らなかった」とか言い張るらしいです。が、知らないと言えば済む問題ではありません。