延命治療を望まぬ末期がん妻…取り乱す夫に残した「手紙」に涙が止まらない【マンガ】『命の終わりはだれが決めるのか』(c)ソファちゃん

現役看護師であり、イラストレーター&漫画家のソファちゃんが命の終わりに関わる現場で働く人たちに取材し、人生の最期に向き合うことになる医療的な選択肢や最期を過ごす場所、家族にできることなど「その人らしく」生きる人たちを描きました。『命の終わりはだれが決めるのか』(諸岡真道監修、日本文芸社)よりマンガ『治療しない選択』を抜粋します。

延命治療を望まない末期がん妻
妻の病状を受け入れられない夫

【マンガのあらすじ】

 末期がんでホスピスで最期を迎えることに決めた60歳の真美。70歳の夫の五郎は、病院より差し入れや面会の自由が高いと聞いてホスピスに転院させたが、妻の病状を受け入れられていない。

 真美は、がんの痛みを和らげる鎮痛剤の使用が多くなり、さらに五郎の理解もなく、心細くなり、看護師のゆうなに思わず涙を見せてしまう。「私、家に帰るべきなのよね 五郎さんのことを思えば…でも…自分のことでいっぱいいっぱいなの」

 毎日面会に来ている五郎は、真美が病気になる前に夫婦でよく行っていた温泉旅行に行こうと言い出す。真美は思わず「今の私じゃ旅行は無理よ…わからない?」そして「どうして私をこんなに…心細くさせるの」と言ってしまう。

 ゆうなは、五郎が真美の意思に反して、生命維持治療を希望するのではないかと心配をする。

 後日、五郎は温泉の素を差し入れし、ゆうなと共に真美の入浴を手伝う。早く元気になってくれと願う五郎。

 しかし、その夜、呼吸が荒くなった真美は、最期の時を迎えようとしていた。ゆうなが心配していた通り、五郎は「真美を助けてください」と治療を懇願する。ゆうながホスピスでは治療はできないと伝えると、救急車を呼ぶように訴える。ゆうなは、真美から「五郎さんが救急車を呼んでほしいと言ったら渡してと」頼まれていた手紙を五郎に差し出す。

 そこに書かれた内容とは?

生命維持治療……本稿では延命治療と呼ばれているものを生命維持治療と表記しています。
ホスピス……最期の時を穏やかに過ごす場所として、苦痛を和らげる治療やケアを行う施設。
『命の終わりはだれが決めるのか』(c)ソファちゃん『命の終わりはだれが決めるのか』(c)ソファちゃん
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